心技体。
武道を学び始めると、まず教えられることは、
「礼にはじまり、礼に終わる」。
ではないだろうか。親に対し、兄弟に対し、
友人、ライバル、はたまた、稽古場、道具に
いたるまで・・。徹底して、「敬意」と「感謝」
をたたきこまれる。
そして、次に教えられる大切なものは、
「心技体」。
技心体でも体技心でもなく、「心技体」。
武道の試合での「一本」はこの3つが出来て
はじめて決まる。技だけ決まってもだめ。
剣道や空手の試合で、「あれ?今決まらなかった?」
というのは、おそらくほとんどの場合これです。
「心技体」は勝敗のつけ方だけを示すものではありません。
「体」とは衣食住=日々の生活の送り方、
「技」とは知識、技術、経験、また、別の捉え方として「努力」、
そしてそれを統括するもの、価値の優先順位の筆頭こそ、
「心(Will/意志)」。
この「心」の解釈はいろいろあると思うが、
ひとつ挙げたいのは、「”プロフェッショナル”としてのイメージ」。
プロとして・・・。
何かに依存する「だけ」ではなく。
また、「ひとりよがり」でもいけない。
人に必要とされ、喜ばれ、何かを提案、提供する、
「気づき」、「技術」、「人」。
日々の行動でこの意識を常に持てるか?
色々な こと、モノ、時間、仲間、トレーニング・・・。
何かを手にいれたり、達成したりすることには
相当の努力が必ず必要です。
それはきっと厳しく、辛いことも多いでしょう。
大切イメージは、
「プロ」としてどれだけ人に喜んでもらえるか?。
そして、もちろん自分自身の将来、未来も
それにつれ、明るく、楽しいものに変化していく。
「心技体」。
いつも心に留めて臨みたい。
Comment (3)
イメージ。とても大事にしていきたいです!父親、そして師から学んだ事。
よし、磨くぞ!
投稿者: kazz | 2007年05月13日 23:35